乳白色をした湯船に鼻のしたまでたっぷりつかる。
すいこんだ空気は水分をしっかりふくんでいた。
もうだいぶこうして考えてみても、全然解決方法が思いつかない。
そもそもオレの意思でこうなったわけじゃないし、原因だってわかんないから すべてか「わけわかんない」なのだ。解決方法があるわけない。
こうやってあーだこうだいうより、この世界でどうするかを考えたほうがいいのかも しれないと、オレの脳は働きはじめた。


そうと決まれば、


オレはばしゃっと音をたて勢いよく立ち上がる。
はやく風呂からあがろう。
そしてはやく寝よう。
明日を迎えよう。
すでにオレの指の腹はおじいちゃんみたいにふやけてしまっていた。



















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20060603(久々更新。ちょうみじかい)